電車で痴漢に狙われやすい女性の特徴6つ…痴漢の多い路線は?対策はどうすべき?

電車に乗るとき、女性が特に気を付けたいのが痴漢被害です。どんな女性が狙われやすいのか、またどの路線が危ないのか、最新の調査データをもとに詳しく解説します。毎日の通勤・通学を安心して過ごすための対策も具体的に紹介します。

痴漢が多いと言われる路線

沢山の人がいる満員電車の様子

「できれば痴漢に遭わないために、危ない路線は避けたい」というのは当然の心理です。しかし、実は痴漢被害の公式な路線別ランキングは2010年以降公表されていません。そのため、現在の状況を知るためには混雑率が重要な目安になります。

2024年の最新調査によると、混雑率が特に高いのは以下の路線です。

  • 日暮里・舎人ライナー(混雑率199%)
  • 埼京線(混雑率195%)
  • 中央線快速(混雑率191%)
  • 総武線(混雑率185%)
  • 東西線(混雑率183%)

混雑がひどいと、痴漢にとっては人混みに紛れて犯行を行いやすくなります。路線そのものではなく、混雑状況が被害リスクに深く関わっているのです。時間帯を少しずらすだけでもリスクは大きく下がります。

電車で痴漢に狙われやすい女性の6つの特徴

痴漢は誰でもよいわけではなく、狙いやすい女性を選んで犯行に及びます。ここでは、なぜ特定の特徴が痴漢に狙われやすいのかを詳しく説明します。

1. 若い年齢(10代~20代)

痴漢が若い女性を狙う理由は、若年層は警戒心が比較的薄く、どう対応してよいか迷うため、大きな声で抵抗したり通報したりする可能性が低いと考えているからです。また、若い女性は身体的な抵抗力も比較的弱く、力で対抗しづらいという点も理由のひとつです。

2. 制服を着ている女性

制服を着ている女性は年齢や職業が分かりやすいため、加害者にとって狙いやすくなります。特にスカートの制服は走って逃げる際に動きづらく、痴漢からすると追いかけられにくいと判断されがちです。制服姿という特徴からも、加害者は「抵抗されにくい対象」とみなします。

3. 一人で電車に乗っている女性

友達や家族といる女性よりも、1人でいる女性の方が痴漢に狙われる確率は高くなります。複数人でいる場合、大声を出される、または仲間から助けを求められる可能性があるため、痴漢はリスクが低い一人の女性をターゲットにしやすいのです。

4. 小柄で体力が弱そうな女性

痴漢は力で抵抗されることを恐れます。そのため、小柄で体力がなさそうな女性を標的にすることが多いのです。小柄だと周囲の人からも状況が見えにくく、また身体的に力で対抗されにくいという理由で選ばれます。

5. 大人しそうで声を出さなそうな女性

静かな印象を持つ女性は、実際に声をあげたり助けを求めたりしにくいと痴漢に思われています。痴漢は周囲の人に気づかれることを一番恐れるため、大きな声を出して周囲を巻き込む可能性の低い女性を好んで狙います。

6. スマホやイヤホンに夢中になっている女性

スマホの画面に集中していたり、イヤホンで音楽を聞いている女性は周囲への注意が散漫になりがちです。注意が散漫だと周囲に気づかれるまでに時間がかかると痴漢が考えるため、狙われやすくなります。周囲を警戒しないことは加害者にとって好都合なのです。

痴漢に遭わないための対策

痴漢被害を完全に防ぐことは難しいですが、普段からできる効果的な予防策を取り入れることで、大きくリスクを減らせます。ここでは、すぐに実践できる予防策を紹介します。

女性専用車両を利用する

多くの路線には女性専用車両があります。痴漢被害を減らす目的で設定されているため、積極的に利用しましょう。専用車両内では痴漢が起きる確率が非常に低く、安全度が高まります。

混雑が少ない時間帯を選ぶ

痴漢は混雑した電車内を狙います。朝の通勤ラッシュ(7:30~9:00)を避け、少し早めか遅めの電車に乗ることで、痴漢に遭うリスクは大幅に下がります。乗車する時間帯を少しずらすだけでも効果があります。

ドア付近や連結部を避けて乗る

電車の乗降口付近や車両の連結部は人が多く、痴漢が逃げやすい場所です。座席の前の通路や車両中央付近に立つなど、視界が広く、周囲からも見えやすい位置を選びましょう。

友達や家族と一緒に乗る

1人よりも複数でいることで、痴漢からは狙われにくくなります。通勤や通学時に友達や同僚と待ち合わせ、一緒に乗車する習慣を作るとよいでしょう。

防犯ブザーやスマホアプリを活用する

防犯ブザーや痴漢対策アプリを利用すると、周囲の人が気付きやすくなります。特に、警視庁が提供しているスマホアプリ『DigiPolice(デジポリス)』は、ワンタッチで「痴漢です!」と画面表示と警報音を出せるため、痴漢への強力な抑止力になります。

周囲をよく見る習慣をつける

スマホや音楽に集中することを避け、意識的に周囲を確認する癖をつけましょう。定期的に顔を上げて周りを見るだけで、「警戒している」という印象を痴漢に与えることができます。狙いにくい相手と感じさせることが大切です。

まとめ

痴漢の被害に遭うかどうかは、普段のちょっとした行動や意識の違いで大きく変わります。警察のデータによると、痴漢が特に多いのは週の中頃(水・木曜日)で、精神的な疲れが出やすく注意が散漫になりがちな日でもあります。

日頃から防犯ブザーやアプリなど複数の対策を準備して、意識的に痴漢に狙われない状況を作ることが重要です。痴漢対策は「被害を受けてから」より「予防する」ことが何よりも効果的です。

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